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まえがき

この文章の位置づけは、非常にあいまいである。はじめた理由も、続けた理由も、本人にさえ不可解だ。タイミングの悪戯、という感じだった。

さらに、文自体に明確な意図があるわけではない。いくつかの例外以外は具体的な状況を想定したわけでもなければ、伝達したい内容があるわけでもない。僕の本心であるかさえ、わからない。したがって、基本的に誤読というものはない。読む人に任せ切った文章である。一応分類をしてあるが、深い意味はない。無秩序に並んでいるよりは読みやすいか、という程度だ。

角田先生の大作と違って、ここにあるのは、投げっぱなし、捨てっぱなしの言葉たちだ。そんな彼らから、気に入ったフレーズ、新しい洞察、なんとなく良い響き、そういったものを、少しでも見つけて拾ってもらえれば十分だと思う。



1.頑張り

無理をして体を壊すやつは、無理をしないやつより使えない。

努力しても駄目だったのなら、結果の出る努力をする努力をしよう。

辛いのは、能力が足りないせいだ(苦しむ過程で能力が上がる)。

努力してもトップになれる保証はない。しかし、底は確実に回避できる。

「汗水垂らして働いた」なんて言うが、無駄なことをしていても、汗は流れる。


2.数学的思考

すべてのカップルは、必ず分かれる運命にある。最後は死別だ(命題)

まぐれが起こることは、決してまぐれではない(確率)

女性のファッションに対する評価を、本人の前で述べざる得ない状況での選択肢は、称賛か、絶賛かしかない(消去法)

無理に人を集めようとしている行事はつまらない。
意義があるなら、「来るな」と言っても人は集まる(背理法)

お菓子をひとつ食べても、たったひとつで太るわけではない。
次のひとつに関しても、そのお菓子自体で太るわけではない。
よってお菓子を食べても太らない(願望入数学的帰納法)

太る場合、個々の食べ物自体が原因なわけではない。
原因でないものの集合は、太る原因になりえない。
よって、食べ物は原因ではない(希望的集合論)

「日付が変わった!」
「勉強しなくちゃ」
「なるほど、テスト前か」(三段論法)


3.組織

真に優秀なリーダーとは、勤勉で、人望があり、判断力、決断力に優れ、大局を見極める力を持った人をたくさん部下にもつ人である。

正論は通りやすい。だが、それだけで人を動かすことはできない。

組織の実力に、チームワークという要素がないわけではない。
しかし、そんなものに頼るよりは、個々の実力のほうがよっぽど確実だ。

正しい意見ではなく、声の大きい意見が支配的になった組織は、弱体化する未来にある。

人には希望があるし、劣化もする。適材適所と言っても、機械ほど簡単ではない。


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